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ハワイ島マウナケア山レンタカードライブ

執筆者の写真: みちなりみちなり

更新日:2018年5月7日


日本所有のすばる望遠鏡(口径約8m)をはじめとして、

様々な世界各国の巨大望遠鏡が集まるハワイ島マウナケア山頂。

人生に一度は行ってみたいと思っている人は多いはずです。

山頂の標高は約4200mありますが、実はレンタカーで行けちゃうんです。

ただし、危険性を十分理解した上で観光しましょう。

軽い気持ちで行くと大変なことになりかねません。

今回は、マウナケアドライブの方法について、まとめたいと思います。





[1. HARPERレンタカーを借りる]

マウナケア山頂へ行くためには、レンタカーを借りる必要があります。

しかし、途中の山麓施設(オニヅカビジターセンター約2800m)より上は一般的なレンタカー会社では通行を許可していません。

許可していないというのは、もし事故等があっても保険は全くおりず、レンタカー会社は何も保証してくれません。

要するに、そんなところに行ったら、車壊れるに決まってんだろうということです。

(実際はそこまで悪い道じゃない気もしますが...)

ハワイ島で一社だけ、マウナケア山頂までの通行しているレンタカー会社が

HARPER CAR & TRUCK RENTAL

http://www.harpershawaii.com

です。

有名なレンタカー会社より、1.5倍程度の費用がかかりますが、

絶対に通行が認められていない車では行かないように。

まずは、ここでの予約の方法を説明します。

Web pageにアクセスすると、Resevationというボタンがあるのでクリックして必要情報を入力します。

4WDを選択してください。

そうすると、メールが届きます。見積書も含まれています。

予約しないと料金さえわからないなんて、普通は絶対使用しないですよね。

僕が旅行した際(2018年4月末)の料金は、1日$115.95でした。

お値段に納得した場合は、予約を完了させる必要があるのですが、電話でしか受け付けてもらえません。

英語で電話したことがある人でなければ、かなりハードルが高いですね。

国際電話がかけられない人は、都合の良い時間に日本の電話にかけるようにメールを返信すると、かけてくれるようです。

ただ、いきなり電話がかかってきても、ビビって何も話せなさそうなので、僕は国際電話でこちらからかけました。

電話すると、「~の人はXを押してねー」みたいなメッセージがありますが、何度も聞き直していたら、勝手にオペレーターに繋がりました。

“I would like to finish the reservation, quote number is XXXXXX and last name is YYYY.”

というと勝手に進めてくれると思います。

途中でクレジットカードの番号を読み上げるので、周りに人がいないところで電話した方が良いと思います。

特に難しいことは聞かれなかった気がします… が、電話は辛いですよね。

ここを乗り越えたら、メールが再度届いて、予約は完了です。

予約が完了すると、クレジットカードから、いくらかdepositeで支払われます。$150くらい?


[2. HARPER車を借りるときの注意事項]

電話予約するときに、保険のoptionとか聞かれるなかなーって思っていたのですが、全く聞かれません。

大手で予約すると大体フルカバーされているので、気にしない方が多いですが、レンタカーの保険と免責は結構複雑です。

ちゃんとした海外旅行保険に入っていれば、事故で怪我したり、怪我させてしまったときの保証はしてくれるはずです。

しかし問題は、レンタカーを壊した場合です。

海外旅行保険ではレンタカーの保証は全くありません。

途中で不安になって問い合わせたら、以下のような返信がありました。

### We offer optional collision coverage or Loss Damage Waiver (LDW) for either $33.95 per day plus tax with a $5000.00 deductible or $43.95 per day plus tax with a $2500.00 deductible.  This is coverage for any damage to the rental vehicle.  The deductible is the maximum amount that you would pay for damages.  You are not required to purchase LDW.  We do not offer Supplemental Liability Insurnace (SLI). ###

つまり、毎日$43ドル払っても、免責が$2500ドルあるということです。

レンタカーぶつけて25万とか請求されたら泣きたくなりますよね。でも、その覚悟で借りてください。


[3. 当日]

無事レンタカーの予約が完了したら、次はレンタカーを当日受け取るだけです。

必要なものは

+クレジットカード

+国際免許証

+日本の免許証

+予約票

くらいだったと思います。

メールにも、空港到着したら電話してね、とメールに書いてありました。

また電話かよ。。。

softbankユーザー以外は、普通海外で使える電話番号なんてないですよね。

コナ空港の場合はその辺の心配は不要でした。

荷物を受け取ったすぐそばにinformationセンターみたいなのがあって、

そこのおばさんに予約票を見せたら電話してくれました。

自分で電話をしても、シャトルバスを待っててねーと言われるだけです。超簡単です。

で、他の有名な会社のレンタカーシャトルと同じ場所で待ちます。

ひたすら待ちます。他の会社はバンバンくるのに、Harperは来ません。

マイナーですからね。待ってれば来てくれるので、不安にならなくて大丈夫です。

30分くらいは待った気がする。

シャトルに10分くらい揺られると、レンタカー会社に到着です。

そこでは、ipadと鏡で車の下とかまで念入りに確認させられます。




まあ、免責25万ですからね。

後で書きますが、実は一箇所傷つけちゃって、返す時に動画を比較させられて、お前がつけた傷だろ?

…と言われたので、自分でいっぱい写真とかとる必要はないと思います。

色々説明を受けますが、基本的には紙に書いてあることを読み上げられる感じです。

免責のオプションをつける場合はここで申告します。

追加ドライバーもここで申告します。一人当たり一日$10くらいだったと思います。

大切なのは、4WDへの切り替え方法をそこでしっかり聞いておいてください。

これが分からなければ、せっかく高いお金払って4WD借りた意味がありません。

まあ、単純にブレーキ踏んでニュートラルに入れて、スイッチをひねるだけですが。


[4. ドライブ当日]

さて、レンタカーで簡単に行けるとはいえ、標高4200mまで行くので、注意は必要です。

すばる望遠鏡のサイトに高山病等についての情報がまとめられています。

https://subarutelescope.org/Information/Tour/Summit/j_precaution.html

以下は僕が気をつけたことです。

1. 前日にスキューバダイビング等はしない

2. ガソリンを満タンにしておく(もしもの時のため)

3. 十分な量の水と、食べ物を、持参する

コナのリゾート地から約1.5時間で約2800m地点のオニヅカビジターセンターに到着します。

下記事にカッコよくまとめられているので、ご参考まで

https://www.oliolihawaii.com/entry/101553/

ここまでは、道も整備されていて普通のレンタカーでも訪問できます。

つまり、記事に載っているようなことは、普通のレンタカーで体験できます。

ビジターセンターではお土産が買えます。

お湯があるのでカップ麺も食べれます。結構涼しい(寒い?)です。

ここで、1時間以上は高地順応のため休憩します。

そこから先は、4WD車しか通行が認められていません。

さらに、天候によっては道がcloseされます。

海岸側からでは天気が全く予測できないし、いろんな判断状況があるので

このサイト

http://mkwc.ifa.hawaii.edu/forecast/mko/

で右上がcloseとなっていたら残念ながら入れません。

この道に入れたら、あとは一本の険しい砂利道を4WD車でぐんぐん上がると、お目当ての天文台です。

その途中の道では、”火星みたい”と家族が叫んでいたくらい、絶景です。

(運転してたから写真がない。。。)


山頂には

日本が誇るすばる望遠鏡があったり、

運が良ければKeck望遠鏡の鏡が公開されていたりします。

すばる望遠鏡の見学ができる日もあるそうですが、よくわかりません。

https://subarutelescope.org/Information/Tour/Summit/j_index.html

雲海が見えます。

sunsetは標高4000mの雲海に沈むというもので、滅多に見られない体験になると思います。







susetを見てしまうと、その後ガードレールのない峠道を暗くなってから進まないといけないのが辛いですね。

suset後にオニヅカビジターセンターを訪れると、おそらく小さな望遠鏡を並べて星空観望会をしているそうです。

僕が行った時は、天気悪そうだったんで、そそくさと帰りました。

(天気の良い日は結構駐車場が混むらしい)

マウナケア星空ツアーの人たちと一緒に星空観る感じだと思います。

コナやヒロに帰るためには、サドルロードという一本道を夜に通行することになります。

中央分離帯のない高速道路といった感じで、夜の滑走路をひたすら走る感じです。

反射板的なもので車線が引かれていますが、たまにすごい暗くて、正直怖いです。

普段ペーパードライバーで運転に自信がない人は絶対にやめてください。

あと、ビジターセンターでちゃんと休憩してから運転しましょう。

でも、星空見たいですよね。。。


[5.レンタカー返却]

レンタカーを借りた場所まで返却します。

ガソリンスタンドはすぐそばにあるので、そこで満タンにします。

アメリカのガソリンスタンドは日本のクレジットカードが使えないことが多いんで、

横のコンビニの店員さんにプリペイドします。

そこでは日本のクレジットカードが使えます。

払いすぎた場合は、勝手にクレジットで勝手に返還されるので、帰りにレシートを見せましょう。

帰りはipadで動画をいっぱい取られて、自動で傷が判断されます。

僕が借りた時、なんと荷物の出し入れでシートの裏側に小さい傷を発見されました。



確かに、これは僕がつけた傷でした。

正直に「気づかなかった」と言って、判断を待ちました。

お店のおじさんがオーナーに電話して、追加料金がかかるかどうか決まります。

最初、オーナーと連絡が取れずに、とりあえず紙切れにサインして、

もし追加請求があったらメールするからとか言われました。

残りのホノルル滞在が全然楽しめない...と思っていたのですが、

ギリギリで連絡がついて、おじさんがオーナーに話をしてくれました。

おじさの前で手を組んで、「お願いしますーーー」と願っていました。

おじさんも気を使ってくれて、オーナーに小さい傷でテープ貼ったら目立たないよ!

みたいなことを言ってくれて、なんとか追加請求を免れました。よかった。

まあ、軽く擦ったりとかなら、だいたい追加料金ないよーと言ってくれましたが、

正直ドキドキでしたね。


[6.終わりに]

こんな感じで、色々英語力必要だし、体も危険性がいっぱいですが、

とても良い経験になります。

ツアーでsusetと星空観望セットで1人$150くらいですかね。

2人以上で行くなら、予定変更も簡単だし、絶対お得ですね。

天気悪かったら、火山に行くとか。

でもツアーの方が安全で楽です。

ただし、天気が悪いと、予定変更もできずにただお金を捨てることになります。

次の日とかに、キラウエアも行ってみたいという人は、断然レンタカーの方がお得です。

火山ツアーも1人$100くらいはする気がする。

安全で楽しい旅行の助けになれば、幸いです。では、良い旅を!!!!




 
 
 

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